神戸 全日本美術新聞社30周年記念企画展

明日への夢展(美を継ぐ者たちIII)

 

首記、タイトル〈美を継ぐ者たち〉が生まれたのは、小紙連載の「自選ギャラリー」「書人探訪21―出会いの旅」に登場して頂いた先生方による20周年の記念展を思い立った時である。
 芸術家はすべて「美を継ぐ者たち」ではないか、自分ひとりで何から何まで築いてきたものでない。師や友やライバルの影響を受け、古典や歴史に学び、今を創造しようと努力している。それは終わりのない美の探求の世界であり、その成果が次代の者へと受け継がれていく。明日への夢をもって、生きた証を残すために。そうした思いをタイトルとさせていただいた。
 25周年には、美術の沈滞ムードを吹き飛ばすべく、二つの洋画グループ展、二人展、二つの個展、東西の新鋭書家展の六つの展覧会を〈美を継ぐ者たちII〉として開催、そしてその第三弾である。30周年はシンプルに小紙購読を頂いている関連の深い先生方、もう一度拝見したい物故の先生の特別展を企画した。300mの大展示室に発起人の15名(郷倉和子、中路融人、福田千惠、奥谷博、石阪春生、加藤三男、中村晋也、山本眞輔、高木聖鶴、日比野光鳳、井茂圭洞、新井光風、大井錦亭、恩地春洋 敬称略)全員の作品を1室として並べ、周囲を取り巻くように出品依頼作品213点を、五十音順を行単位でモディファイして絵画と書をあえて混在させて展示した。これが意外な効果を生みだして目から鱗。不思議と絵画と書が響きあい展観者を立ち止まらせる。ある日展作家曰く、「日展にもこんな選抜の部屋があっても面白い」と。殆どの展観者が1時間ほどかけてじっくりと巡っており、異口同音に新鮮な驚きを語った。
 そして、本館1階では全美30年の巻頭紹介、刊行本の展示と物故作家の特別展示(大山忠作、河口楽土、三上登、庄司栄吉、清原啓一、鈴木政夫、青山杉雨、廣津雲仙、杉岡華邨、桑田三舟、中島司有、劉蒼居、金子卓義、仲田光成、種谷扇舟、浅見錦龍、畑林畊陽、植木九仙、藤波曽川、佐川倩崖)を実施し、対比展示で好評を得た。(松)

祝賀会

主催者(松原 清)挨拶

兵庫県芸術文化協会理事長 木村光利氏祝辞

書道評論家・田宮文平氏祝辞

発起人:中路融人氏(文化功労者・日本藝術院会員)祝辞

発起人:山本眞輔氏( 日本藝術院会員・日彫会理事長)祝辞

杉岡華邨令夫人(和子様)祝辞

発起人:井茂圭洞氏(日本藝術院会員・日展理事) 乾杯

発起人:加藤三男氏 中締め

 

 

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