平成十六年度和歌山市文化賞受賞記念

 

創作刺繍作家

野 澄 子 個 展

 

 平成16年度和歌山市文化賞を受賞した創作刺繍作家a野澄子さんが受賞記念展を開催、初期の作品から近年の作品までミニ回顧展的な展観で好評を得た。
  野 さんは18歳から手芸を始め本格的にその道に進んだのは1954年、欧風手芸の西浜恭に師事してからである。単なる趣味の手芸に終ることなく刺繍で紡ぐ文様や絵を工芸芸術の域まで高めようとしたところが、a野さんの真価として認められた故の受賞であろう。何をどう構成するか、そうした基本を日本画家、洋画家に師事して刺繍の世界へ持ち込んだ事も大いに評価されよう。昭和42年の県展初出品作はい草で編んだ「秋の山」翌年の「落葉」はベースが柿渋で染めた和紙が使用されていた。昭和54年には西独で開催された日本文化芸術祭に「二月堂四季(寂・秋)」で特別賞を受賞している。平成8年の「草原」はゴッホを思わせる印象深い作品である。平成7年文化庁地域文化功労文部大臣賞受賞、ニードルアートの第一人者として認められた。斬新で色彩感溢れる作品群であった。  (松)

 

 

   ■ 4月20日〜24日    ■和歌山市民会館展示室

 

作品「躍動パート」、「遊ぶピッグたち」の前で