第40回創作刺繍作品展より

主宰

高野 澄 子

■4月14日〜19日
■和歌山市・県民文化会館
  県民ギャラリー大展示室

 

 平成17年に和歌山市文化賞受賞記念の回顧展を拝見し、高野さんの創作刺繍の芸術性の高さを再認識させて頂いたことを思い出す。
 それから、幾度も高野さんの作品に接する機会を得たが、作品創りに際して「なぜこの作品をつくりたいのか」という発露が根幹に存在していて、そのコンセプトのもとで図案が考案されており、今回の作品も、届けられた日高てる(詩人・大阪文学学校チューター)の詩集「今晩は美しゅうございます」からのイメージから生まれている。夜空の神秘を地球と宇宙の関連で壮大なスケールで図案化した作品といえる。ひと刺し、ひと刺しの気の遠くなる時間を要する刺繍作業だが、図案と色彩構成を決めるまでが一番の苦悩とa野さんは語る。詩人も絶賛した本作は昨年フランスの美術展で市長賞を受賞、今回開催の各教室の創作刺繍作品展でのお披露目となった。
 出品者 : 増田歌子、堀川永子、湯川恵子、武本サダ子、光成トミ子、福本陽子、田中やす子、奥野萬知子、村脇恵美、和田泰子、後和美千代、赤井るみ子、西山ゆう子、香川加代子、池田君代。30年以上のベテランもいて充実の展観。(松)

 

 

今晩は美しゅうございます(タペストリー)