第54回日本南画院展

 

竹内 暁月

「春 芳」

 

 春はあけぼの、陽がのぼり朝もやがはれて、古朴の枝々に咲く可憐な梅の花が姿をあらわした。目を凝らし深々と息を吸う、かすかな梅の香が心のしこりを解きほぐしてくれる。絹ごしのような光が心に沁みる。(中)