第46回日本南画院展

 

江尻 清音

「あぁ 届かない…」

 

 悠然とした牛の堂々たる体躯の存在感が圧倒的なだけに、その背に乗って柿の実をとろうとする少年の飄気た表情が印象的だ。

下草の繊細さに柿の木枝のまがまがしいフォルムもまた対照をなしている。