第50回記念日本南画院展

 

江尻 清音

「祈念安寧」

 

 鶴と亀を舞う稚児と帝、歴史的人物をもっぱらとする画家の、力強い筆致が帝の存在感を活写している。松樹が左半双へ展開し、不老門がその一部をのぞかせる。広い余白に現世の安寧を願う画家の思いが広がる。