第42回日春展

大山 忠作

「 金 鱗 」

 

 一尾の大きな金鯉が静かに尾鰭を休ませている。

微風さえなく小波も立たない池面には満月がその姿をゆったりとたゆたえている。

月光に金鱗が鈍色に映えて…何とも満ち足りた思いが伝わってくる。