第36回東京展

奨励賞

古川 玲子

「牡 丹」

 

 金地に墨牡丹図。金地の薄光のなかで咲き誇る牡丹の花群れは豪奢にして豊かだが、作者はむしろそこに潜む生命の神秘に眼差しを向けながら、生きてあることの品性をとらえようとしたか。深い心象がある