第54回日本南画展

 

三科 隆一

「夕暮の河口堰」

 

 夕照に水面が黄金色に染まる刻頃、一日の仕事を終えて幾艘もの小船が船溜りに帰ってくる。橋の吊鋼を支える橋柱が照り映えて仁王のように立つ。直線を多用した構成に都会の片隅の情感が漂う。(中)