第55回記念日本南画院展

 

月居 和子

「新 月」

 

 意味深な題名だが、暗く沈んだ若い娘の表情から何かに悩む心の葛藤が窺い知れる。正に明かりのない新月、薄黒く隠された月が、膝組するものうげな娘に重く被さって心が寒く震えるようだ。線と空間がいい。(松)