第54回日本南画院展

文部科学大臣賞

高垣 抱月

「幽邃源流」

 

 渓流を遡る。徐々に渓谷は深まり流れは急を増し、やがて深山幽谷の気が満ちる。岩肌の不動の構築、落水があげるしぶきと流水。汚りなく澄み切った水の紙白を生かした描写の卓越さが生韻生動を生んだ。(中)