中路融人  ~素描展~

■ 3月10日〜16日
■ 島屋京都店6階美術画廊

  昨年10月、松屋銀座美術画廊で開催された「現代作家デッサン・シリーズ」の中路融人展の出品作品を中心とした地元京都展。  中路氏は滋賀県の湖北シリーズで知られ、平成9年日本芸術院賞、平成13年に日本芸術院会員に就任し、現在山口華楊師の興した晨鳥社の会長として後進の指導にあたっている。
 平成5年、日展文部大臣賞受賞記念として、銀座松屋と京都大丸で記念の素描展を開催しているが、この時は湖北のスケッチだった。
 今回の素描展はこれまで未発表だった「中国風景」、蘇州や紹興の運河の街を描いたもので、水の描写 に卓越した中路氏の得意なモチーフである。20年程前からプライベートで取材行を実施したとお聞きしたが、的確なデッサン力に改めて氏の実力の一端を垣間見た。素描をもとに制作した本画が一点、初めて見る中国風景作品である。

 

 

 


   寒山寺付近の白い家(蘇州)


   運河の家(蘇州)