第48回日春展

 

 

中路 融人

「富 嶽」

 

 冠雪の富士が黒々とした中に浮かび上がる。中景は光を帯びて雲霧が黄緑に流れ、手前の杉木立ちはシルエットとなって、山嶽との距離感を確と生んでいる。どっしりと堂々とした富士図に風格が備わってきた。(中野)