横澤 千恵「花」展


● 5月2日〜8日

● 千代田区麹町
映フラワー(ギャラリー)

 

 東方美術協会に27年間出品を重ねている横澤千恵さんが花屋さんの2階のギャラリーで「花」をテーマとした個展を開催した。
 東方展には、風景や人物作品を出品しているが、以前から野の花のデッサン、スケッチを続けてきており今展には50枚を越える草花のスケッチが併せて展覧されていた。真摯に対象を見つめており、的確なデッサン力がみてとれる。そうしたデッサンの中からおこした作品が「梅」「朝顔」「芙蓉」「水仙」「椿」「菊」「枇杷」「額紫陽花」「蛍袋」など20数点が並ぶ。その中、金彩の背景にキリリと映える「鶏頭」が目に鮮やかに飛び込んできた。もう少し茎の実存感が出れば更に良くなる。そしてもう1点が「牡丹」。これは豪奢な大輪と蕾が心地よく対比して白眉の仕上がり。
 また、スケッチを小品におこすシリーズも興味ある。更なる活躍を期待したい。師は元青龍社社友で東方美術協会会員石井昭二。(松)

 

 

 

 

 

 

 

 

牡 丹

鶏 頭