第28回 長岡 美和子 個展


■10月30日〜11月5日
■ 船橋市・滝不動スタジオM

 

 昭和59年、神戸元町での第1回展以来ほぼ毎年個展を開催、今年28回展を迎えた。その間、国内外にも活動の場を広げている。そして何と言っても平成7年の阪神淡路大震災、長岡さんは神戸で罹災し、その年関東に移住した。船橋の現在地に居を構え、二階部分を「スタジオM」としてギャラリーに開放、ここでの個展の始まりとなった。時流れて今回の東日本大震災。思わぬ大地震は長岡さんにその恐怖を甦らせた。そしてそれを拭い去るのに時間がかかったと言う。しかし長岡さんの持ち前のエネルギーが筆を持たせ、今回展にこぎつけたのである。
墨象20点、仮名3点、日本画5点、スケッチ200点の228点が一堂に。掲載の墨象「凩」が光った。長岡さん固有のタッチは言うまでもないが、この作には今まで以上の瞬発力があり、余白が生きている。「何かが変わった」証だろう。

 

 

墨象「凩」

日本画「鑑真和尚の故郷」