第35回 日展

 書道 

 

土橋 靖子

「いにしへ

 

 萬葉集巻9より三首を材に採ったが、一首目の人麻呂の歌をほのかに配し、最終行のみを潤墨として二、三首のボリュームに視点を繋いでおり、その間の余白の美しさが格別である。運筆も自然で墨色爽やかだ。