改組新第5回日展

 

土橋靖子

「蟋蟀の声」

 

 「大らかで自然な」ムードを漂わせる大字かな。潤渇に冴える墨色、作者独自の抑揚のリズム、起承転結明瞭な構成などが一体となってそれを支える。また背後の僅かな黄の暈しや、それに合わせたマット色にも秋の気配。(篠原)