第45回日展

 

牛窪 梧十

「蘇東坡詩」

 

 篆書から隷書への移行期の書風を七絶二十八字に踏襲する。墨の香りが漂ってきそうな墨量豊かな作品だ。随所に微妙な揺れを生じさせた線をおくことで行も僅かに動き、鈍重な黒が囁きだす。作者の美学がのぞく。(篠原)