追悼生誕100年

杉岡 華邨 展

 

●2月28日(木)〜3月11日(月)
●松屋銀座8階イベントスクエア

●3月20日(水)〜3月26日(火)
●大阪高島屋7階グランドホール

 文化勲章・日本芸術院の杉岡華邨氏の追悼―生誕100年―の大回顧展が、東京と大阪の二会場で開催された。
 2月28日の東京展初日には東京會舘でレセプションが開かれ、芸術院会員20余名を含み全国から多数の来賓、関係者が出席するなか盛大な宴が催された。挨拶では、元文部大臣・奥野誠亮氏の話しが印象的であった。奥野氏は華邨氏と同郷、同年生れで99歳に思えない整然とした張りのある声で故人の業績を称え偲ぶとともに、これまで華邨氏を支え、見守ってきた和子夫人の献身を称賛した。寡黙な華邨氏が人知れず残した和子夫人への感謝のメモ。その思いに応えるべく綴った34年間の思いでが「一旦辞するにあたり 書家杉岡華邨との日々」として刊行された。
さて、大回顧展は1.模索の時代(〜昭和48年)、2.表現の時代(49〜63年)、3.円熟の時代(平成元年〜14年)、4.純化の時代(15〜24年)と4章構成の126点。夫々の章から印象に残った作品を紹介させていただいた。生涯現役を貫いた書家魂、心より御冥福をお祈りしたい。(松)

 

      流れる雲   平成17 年

 

      子どもと遊ぶ 平成11年

 

梅 平成2年

平城京 昭和29 年

 

雪の夜に 昭和40年代前半

 

近江京感傷   平成24 年(絶筆)

 

春日野 昭和59 年