第19回東京

三余会かな書展 テーマ 
雪 月 花

会長 桑田三舟

 日展理事、笹波会会長の桑田三舟氏の主宰する三余会の東京展である。  周知のとおり、笹波会は桑田笹舟師の興した一楽書道会(関西かなの祖ともいえる)からの直系で、特に笹舟師の王朝かなの研究に伴う料紙つくりは、東の田中親美氏と共に高い評価を受けている。  従って、笹波会はかな料紙への関心度は極めて高く、自作の料紙での書作も多い。ここ三余会は笹波のいわば本丸であり、桑田三舟氏を先頭に、率先してかなの優美さを一般 観者に改めて認識してもらおうと百貨店などで積極的に草の根的な書活動を実施してきている。今展にも様々の趣向をこらした作品が並んだが、幹部数点をピックアップさせて頂いた。三舟氏の会場解説も実におもしろい。紹介の屏風は利久屏風であるが、利休好み屏風が、商家に入り利に休むは縁起が悪いので、利に久しいとしたとの話があった。また、水を文様にしたのは日本人だけだという。金銀箔の処理の方法も。幹部は自運と臨書を出品、全127名の出品があり盛会となった。    (松)

 

       ■3月2日〜7日   ■東京銀座画廊・美術館


  

       天の海に…(柿本人麿)