第7回 神 戸

花 華 はな・四季の彩

三余会かな書展

 日展常務理事、桑田三舟氏の主宰する社中「三余会」の地元神戸会員による書展。この3月には東京の会員展を開催したところだが、この会の特徴は料紙と表装に独自のセンスを磨く指導がなされていることだろう。手漉き、手書き、そして張りまぜ他、着物、帯生地を利用したもの等いかに工夫して作品につなげていくか、柔軟な思考の三舟氏ならではのものといえる。
 「三余」とは『魏志』菫遇のことばで、学問・読書は、冬、夜、雨の三余の時にするのがよいという意。今回も会場には三舟氏の作品創りの起草帳が自由閲覧できる展示がなされ、多くの観者が見入っていた。現代的なかな美を追求する姿勢が十二分に窺えた会場であった。
 今展には、特に料紙に工夫をこらした約150点が並べられた。三舟氏の会場トークもユニークで興味深い内容だった。 (松)

 

   ■10月1日〜3日   ■兵庫県民アートギャラリー 

           
   「 藍色の…」   会長 桑田三舟