第64回新世紀展

 

井上 千代子

「兆し'19−1」

 日常生活の中で兆してくる不安を描く。確かに心の片隅に不安は生まれるのだが、その因、正体は確とは解らない。この不安の兆しは何なのか、訝しむ彼女の目は戸惑っている。艶やかな彩調が弥が上にも不安を誘う。(中)