第77回現展

 

野口 英敏

「時の記憶」

 

 木造の廃船やドラム缶、破砕された板切れらが砂浜に打ち捨てられ、長い刻に晒されたままにある。何も変わらず陽は注ぎ風は流れる。その情景を坦々と描く画家。その胸に多くの思いを抱えながら、刻は過ぎゆく。(中)