第13回春季二紀展

 

大槻 和浩

「想」

 

 大きな画面に女性の顔がアップされるのだが、曇りガラスか白ビニール越しにでも見るように、ぼんやりとしてピントが合わない。これは他者でありながら自己でもあり、確とつかめぬ苛立たしい今日の世相。(中)