第52回二元展

 

会員佳作賞

藤室 節子

「歴世の館…」

 

 扉ばかりにこだわって研鑽を重ねている。使い古されて筋目の浮き出た扉、この描写が丹念でリアリティを持つ。その扉に後姿の女性が透過された姿で幻のように入っていく。歴世の扉に幻覚をみたように。(中野)