藤室雅司・節子 夫婦展


● 3月7日〜11日
●兵庫県立美術館王子分館
原田の森ギャラリー東館1F

 

 金婚を記念しての夫婦展。お二人とも二元会に所属して本当に仲良く絵を友として描いている。節子夫人が二元では大先輩で、雅司氏は会社をリタイア後に本格的に水彩を始めたと聞く。
 節子さんの扉シリーズは随分長い。当初は形を追っていた感があったが、扉の古木や石組みの質感表現にテーマを定めてから作品に重量感と奥行きが生まれてきた。約10年ほど前の「何処へ」からだろう。2011年の二元50回記念展「歴世の扉」で二元会賞を受賞。52回展には扉の中に向かった透けた人物を配した「歴世の館…」で会員佳作賞を受賞した。今後の展開を模索中とのこと。現在二元会運営委員。
 雅司氏は本格的に水彩に取り組んで10年足らず。が、その写実描写は真摯で粘り強い。水面に映る風景を中心に描いてきたが、最近は古木の樹根の生命力に魅かれ精密描写を重ねている。まだまだ健筆である。タッチで質感を捉える技術の習得もお奨めしたい。現在二元会会員。(松)

 

 

陽光(南フランス)