第84回朱葉会展

 

「晩秋富嶽」

 

 清水 信子

 

 黄葉した木立ち越しに、すっかり雪化粧をした富士山の、まさに秀峰を淡々ととらえた。

その描き手の澄心が等身大に伝わってくる。

晩秋のやわらかな陽光をにじませる空の描写が作品の画格を大きくした。