石川世始子展
〜私の旅路〜


● 2月28日〜3月6日
● あべのハルカス近鉄本店タワー館11F 美術画廊

 

 二元会副会長・石川世始子さんがあべのハルカスの美術画廊で企画個展を開催し、盛会となった。
 石川さんは1975年に大泉米吉に師事し、二元展に1988年に初出品。40代末の遅いスタートであったが、真摯な学びのスタイルを貫いて2000年を超えてからヨーロッパの屋根が連なる俯瞰風景などの光彩と影の表現に持ち味を発揮した。2006年「中世の街」で桂冠賞、翌年「赤い屋根の街 I 」で文部科学大臣賞を受賞し二元会の中心作家となった。その後も崖に建つ街や、俯瞰の連屋根作品を描きながら静かな集落や港も自分のモティーフとして制作を続けている。今展には100号の「丘の集落(ゴルド)」をはじめとして、上掲の「小さな集落(オートレー)」他20号8点、10号、8号〜0号合わせて35点が並んだ。
 石川さんの作品は、しっかりとしたタッチでボリュームが形成されており、作品に骨格がある。港、海景にも光と影の絶妙な調和がある。(松)

 

 

小さな集落(オートレー)

中世の港(レーリチ)