-大阪芸術大学短期大学部退官記念-

伊藤 弘之

 

■10月4日〜11月9日
■尼信博物館・1階展示室


独立美術協会会員の伊藤弘之氏が、大阪芸術大学短期大学部退官記念(今年3月定年退官)の個展を尼崎市の尼信博物館で開催した。
 この会場では3回目の開催となるが、3年前の画業40年の大個展が記憶に新しい。氏は京都市立芸術大学洋画科に在学中に独立展に初入選し、以来独立を発表の場として歩んできた。その一方で1985年より大阪芸術大学短期大学部に勤務(京都芸大、大阪市立大の非常勤講師もしばらく兼任した)、95年に教授、04年にはデザイン美術学科の学科長を務めた。
 今展には氏の卒業制作から最新作まで約20点の大作が並んだ。試行錯誤の時代からサーカスをテーマとした作品群、そのサーカスの回転木馬(カルーセル)が抜け出し、自然、思想を組み合わせた独自の世界を展開していく。会期中、東京神宮前にある色彩美術館でも菅原猛氏の企画で伊藤弘之展(10・14〜25)が開催された。    (松)

関西独立賞 「破れた仙人」162x130(1966)