伊 藤 弘 之自選展
併催:児 童 画 交 流 展

ノースナパRC/高雄東北RC/西宮夙川RC


■6月15日〜19日
■ 兵庫県立美術館 ギャラリー棟3Fギャラリー


 独立美術協会の伊藤弘之氏の大規模な自選展。
 2004年の画業40年の回顧展、2008年に大阪芸術大学短期大学部退官記念展に次ぐものだが、200号12点、150号9点、130号5点、120号4点、100号20点、80号6点、50号4点、合計60点とこれまでの大個展を凌駕する大作群だけの展覧会となった。
作品は京都市立芸術大学の卒業制作作品「謝肉祭〈1960年〉卒展賞」から、関西独立賞受賞の「破れた仙人〈1966年〉」と「ボンジュールムッシュ〈1977年〉、「逃げた木馬〈1979年〉独立展藤岡賞」、「木馬〈1980年〉野口弥太郎賞」、「慈光遊歩〈1982年〉児島善三郎賞」、「涼盛初秋〈1984年〉安田火災美術財団奨励賞」、「降砂紋響〈1990年〉独立大阪展大阪府知事賞」、「黄山雲谷〈1991年〉関西独立展大阪府知事賞」、そして、1992年、1993年と念願の独立展独立賞を連続受賞した「綯(トウ)」、「蕷(ギ)」と「迹(コウ)」、「迺(トウ)」に「木馬(記憶)〈1992年〉MOA美術館賞」、「庚(アン)〈1994年〉独立展会員推薦」に、現代に至る代表的大作を一堂に会した展覧会の開催は作家冥利に尽きる。  
 独立の伊藤といえば「空飛ぶ馬」と言われるほど、その画風が一般にまで定着している。サーカスからカルーセル、「木馬はいつも同じ位置からスタートし、また同じ位置に帰ってくる。人生も同じ。絵画空間より発信する心の世界を描けたら」とは伊藤弘之氏の思い。そしてそこから抜け出した自由な馬こそ、伊藤氏本人であり、作家が自然を見つめる深意が込められている。充実の展観だった。(松)

 

営(釧路)〈1997・独立展〉の前で

 

 

 

 

会場風景

 

風声砂音 2010 独立展 P200/アナハイムのカルーセル 2001 独立展 P200

 

 

綯(トウ)1992 独立展独立賞 S100/ (コウ)1993 独立展独立賞 S100