第83回独立展

 

伊藤 弘之

「キルメスのカルーセル」


 八重桜の咲き誇る下に止まったままの回転木馬。そこから一頭の馬が飛び立って宙空を駆けている。仕立ては華やかでロマンに満ちているのだが、散る花びらなど、どこか哀調を帯びて空間に染み入る。(中)