第85回国展

 

本橋 信子

「夢うつつ」

 

 恋に陥った二人であろうか、覚醒しようとするが夢とも幻ともつかぬまま、脳内も虹色の雲が渦巻いている。やわらかな色彩とくねるフォルムが心情を表象してぬくもるが、作者のシニカルな眼差しも