第39回日展 洋画

 

西田  亨

「凍ってゆく光の柱・華厳」

 黒々と凍てつく懸崖を断ちわって瀑布が垂直に流れ落ちる。

落ちるというより氷柱が立ち上がっているようで、冬の厳しい景観の中でそれはまるで御柱(依代)の如くだ。

鋭ぎすまされた聖性の世界。