第56回二元展

 

塚本 文子

「そっちとこっちは相容れない」

 アネモネの花咲く群生の中に豊かな胸を惜し気もなくさらして立つ裸婦。その瞳はどこを見ているのか。外界と内界を交叉しての茫洋か。右の乳房にやもりが、そして張り巡らされたネットが…。(中)