第57回二元展

 

塚本 文子

「彼方を此方が潰しにかかる」

 自分を閉じこめていた扉をようやくこじあけようとするが、相手は執拗に根を張りまとわりつく。負けてたまるか。人生の桎梏と対峙し闘う己れを凝視する眼と意識、その強さが絵の強さともなる。(中)