第83回 国展

 

推名 久夫

「刻、そして刻」

 セピアの板壁にずらりと並んだ顔々々、それは卒業記念の集合写真を貼り込んだようだ。がどこかリアリティが希薄だ。思い出として今につながらず、当時のままに刻が止まってしまっているからだ。 (中野)