第49回一陽展

 

 

 

彷徨の壁   碓田 順彦

 

 

 様々な顔の片々が集積して一つの壁が成る。それらの顔々は能面 のような、仮面のような、虚無的な表情をしている。まさに心の柱を失って行き当てを求めさまよう彷徨する顔々だ。この壁は時代の顔なのだ。(中)