第108回日本水彩展

 

碓田 順彦

「彷徨の窓」

 

 失意にうなだれ、悩みに髪をかきむしり、呆然とし、子を抱きしめる。一方、現実を凝視し立ち向かう人もいる。でも画家は一輪の向日葵を添える。歴史的背景を宿命とし、個々の尊厳を奪われる今日だからこそ、なのだ。(中)