第88回新構造展

高橋 美奈子

「桜花の詩」

 

 老大樹の桜並木が、くねりよじれる枝の連続で不思議なトンネルをつくる。その枝を含め、桜のピンクを煮詰めたような赤色エレジーを奏でる。桜花は時に人を狂わせもする、そんな情念を見る思いがする。(中)