第61回新世紀展

 

佐藤 一成

「旅」

 

 旅シリーズが続く。作家の彷徨う魂を、女の群像に同化させて求める出口を探す。闇と光のモノトーンに色彩は沈み込んで深く沈着する。光の出口は確かにあるのだが、行き場のない女達の困惑が漂う心象の景である。(松)