今月の課題 「アメリカ大統領選挙考」 編集主幹 松原 清
今回は、この話題しかないだろうとアメリカ大統領選挙を注視してきた。日本時間の11月4日夜までの開票状況によると、接戦州は多かったが、トランプ優勢が確定的であった。それが一晩過ぎて朝に確認すると、バイデン候補が逆転しており、ほぼ勝利を手中にしていた。今回、開票状況を見ると、接戦州はアリゾナ〈11〉、フロリダ〈29〉、ジョージア〈16〉、ミシガン〈16〉、ネバダ〈6〉、ノースカロライナ〈15〉、ウィスコンシン〈10〉、ペンシルベニア〈20〉の7州である。(〈 〉内の数字は獲得選挙人数)どんなマジックを使ったのであろうか、早速不正を示唆するコメントが続出している。そのひとつとして、ノースカロライナの投票数が挙げられる。真偽の証拠は今は不明だが、選挙登録者数516万人に対して、総投票数が538万人あったというのだ。登録していない人は投票できないので、架空の22万票は何なんだとなる。他、夜の開票中断後に、未集計の投票用紙(100%バイデン票)が何万票も発見されたとして、開票数に上積みされたとのコメントもある。もし、これらが事実だとすれば、選挙そのものの信頼が失われたことになり、アメリカ民主主義の危機的状況を顕著にあらわしていると言えよう。
4年前の大統領選挙にもこれに近い噂話があったが、なぜこうした危うさを前もって防ぐ手段を採れなかったのだろう。オクトーバーサプライズで、バイデン候補の息子、ハンター・バイデンの強烈なスキャンダルが暴露され、郵便事前投票をした人の多くが投票書き換えを訴えているとの話題が上ったが、それがどれほど反映されているのだろうか。今から思うとセプテンバーサプライズとして一ヶ月前倒ししておれば、事態は変わっただろう。
バイデン候補が当選確定となれば、トランプ陣営は裁判闘争へと舵を切るに相違あるまい。上記不正問題がクローズアップされ、アメリカは混乱の極みに陥る可能性がある。経済と民主主義・人道主義、グローバル環境保全主義が複雑に絡まる合衆国の闇が生んだ当然の帰結なのかもしれない。
また、この結果が世界に及ぼす影響は計り知れないものとなる。新型コロナウイルスの真相は闇に閉ざされ、中国の人権問題も正されず、ファーウェイの復帰と南沙諸島、台湾、尖閣諸島問題に基づくダイアモンド構想も危うくなる可能性がある。
その結果、日本はどのような舵取りをするのであろうか。韓国、北朝鮮、中国と隣接する国々に対し、独立国としての日本の対応を見定める必要があろう。決して対岸の火事としてアメリカ大統領選を捉えてはならない。
果たしてトランプの出すカードは?
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1996~2005年を単行本に
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