今月の課題 「コロナ狂想曲 ワクチン編」 編集主幹 松原 清
世界中に拡散された新型コロナウィルス。現在(6月7日)、世界での累積感染者数は1・73億人で、死亡者数は372万人を数える。内、アメリカで3340万人(回復者数は不明、死者59・7万人)、インド2880万人(回復者数2700万人、死者34・7万人)、ブラジル1690万人(回復者数1490万人、死者47・3万人)、以下フランス、トルコ、ロシア、イギリス、イタリアと続く。因みに日本は76・1万人(回復者数70 万人、死者1万3481人)となっている。イギリス株、インド株とウィルス変異株も増え、通常弱まると思われていた変異体の毒性が強くなり、一種のパニックを引き起こしている。
一方で、ワクチン接種が進み、アメリカでは41・3%の人が完了(イスラエル59・4%、チリ43・9%、イギリス40%)。テキサス州では、マスクなし、規制なしで通常の生活に戻っているとの報道もあった。日本でも必要ワクチンを確保し、ようやく接種に勢いがついてきたが、一回目の接種完了(6/3時点)は約1165万人で、大規模接種会場を増やしつつ、これからが正念場となっている。
実は筆者にも数日前に接種の案内が届いた。601万人の接種で85人の死亡(5/21)が確認されていて不安材料は残る。というのもワクチン接種後に感染者が激増している国が増え、死者も急増していると聞いていたからだ。よく調べると中国のシノファーム製のワクチンを使用しているようだ。日本は国のファイザー製、モデルナ製のメッセンジャーRNAによるワクチで何れも2回接種。罹、重症化防止優れていると聞く。アメリカのうに感染者累計が総人口の16・となれば、クチンは必須だが、日本は0・%以下…?等々あれこれ思い悩んだが、持病への影響の有無を確認して申し込もうと思ている。
さて、話は変わるが、日本の緊急事態宣言の根拠は何だったのか。感染経路の推定、検証もせず再延長、再々延長。夜の街は行政により完全に叩き潰された感がある。日本人には自粛を強制して、外国からの入管は甘々のザル状態。日本人の帰国は住居がしっかりしているが、待機3日間さえも守らない外国人の行方知れずが一週間平均40〜50人いると聞く。え!2週間じゃなかったのと言いたいが、憲法上の規制から強制収監、罰金はできないとも聞いた。これこそ超法規的措置で対処すべきでないかと思う。
美術界も、行政の無責任な緊急事態宣言とその延長に声をあげるべきだろう。流石に再々延長については美術館等休館措置を大阪を除き外したが、展覧会で一回のクラスターも発生していないのである。一年間かけて計画し、発表できない悔しさ。また、十全な予防対策をやってきた店舗主の怒りが聞こえてきそうだ。
全日本美術『今月の課題』の
1996~2005年を単行本に
全日本美術編集主幹 松原清 著
A5版 272頁 定価2000円