今月の課題 「梅雨の憂鬱」 編集主幹 松原 清
6月も終わり、7月に入ったが憂鬱な気分はまだ続いている。普段なら紫陽花の開花に癒され、燕の巣作りから巣立ち迄を観察するゆとりがあったが、そうした自然の移ろいに心を傾けることが出来ないほどストレスが溜ってきているのは筆者だけではあるまい。1年半に及ぶ新型コロナのパンデミックは世界を一変させ、現在400万人に迫ろうとする死者数を記録している。アメリカでは今年1月、既に第二次世界大戦の死者数(40万5千399人)を越えて、現在は60万人以上となっている。これはもう、悲惨なウィルス戦争と言ってよいだろう。因みに日本の死者数は、7/6時点で1 万4902人。総人口比で約0.13%。非難を覚悟で言えば0.13%の死者に対して日本人全員がワクチン対象となる現実をどうみればいいのだろう。しかも前述は1年半での総計。治験が終了していないワクチン接種である。で、日本のワクチン接種にトラブルが発生していると聞く。十分に揃えたはずのワクチンが不足しているのだという。問題は日本医師会にあるようだ。開業医の実数を上回る申請に100%ワクチンをまわしていることが主要因。開業医は一日あたり数十万の接種報酬を受けている者もおり、自衛隊の医療班は一日数千円の手当がつくだけだとか。コロナ禍の有識者委員会が政府や都に提言しているが、そのトップ・尾見氏の経営する北海道の病院が杜撰な管理でクラスターを発生させている。コロナ患者を受け入れている開業医経営の病院は、はたして何%あるのだろうか。受け入れずして医療崩壊を叫ぶ有識者委員会の医師たちの科学的な規制基準、ワクチンの安全性を知りたいものである。
いよいよ、1年延長となった東京2020五輪が7月23日にオープンする。緊急事態宣言や蔓延防止法などで、すっかり盛り下がった感があるが、あれほど中止を報道してきた朝日新聞が開催報道に転換した。五輪の大きなスポンサー会社である朝日新聞社。新聞、テレ朝の売り上げ増大で大きく落ち込んだ経営損益を補填する絶好の機会だからだ。筆者の予想だが、NHKを筆頭に他局が一斉に報道する。お祭り好きの日本人に好奇の火が灯らない訳がない。政府、都の訳の判らぬ規制はうんざりだが、盛り上がりすぎてクラスターにならぬよう自己管理は必要だ。
オリパラと前後して動向をみたいのが選挙だ。東京都議会選挙は自公の過半数奪還はならなかった。衆院選はどうだろう、親中議員の当落が一番気にかかる。主要先進国で唯一ジェノサイド議決ができなかった日本議会。熱海の土石流の大惨事の原因はどうやらメガソーラーの設置にあるようだ。設置のため森林伐採、山の保水力を奪ったためだ。
全日本美術『今月の課題』の
1996~2005年を単行本に
全日本美術編集主幹 松原清 著
A5版 272頁 定価2000円