| 太田区立龍子記念館
地域連携企画展 第二期
青龍社から東方美術協会へ
●10月17日〜11月23日
この度、大田区地域連携企画展として、龍子記念館で開催中の「青龍社から東方美術協会へ」の第二期を展観させていただいたが、昭和23年に川端龍子に師事し、同28年から解散まで出品を続けた高頭信子さん(現在東方の中での唯一の青龍社出品者〈社友〉)と龍子作品を並べて紹介した。
龍子「水雷神」は戦況悪化の昭和19年の作。大衆とともにあろうとする龍子の激情、必中を期す魚雷への精神移入か。仁王が乗り移ったような青年の描写、輪郭の空白部が気韻を生む。
一方、高頭信子「龍雲」は2005年、第1回龍子記念館賞の受賞作。荒ぶる海、海に潜む白龍が月と星瞬く天空に吠える、そんな神秘的な発想が圧倒的な動感をもって迫る。この大胆さは龍子の絵画精神を受け継いでいる証であろう。雲や花火が龍となる作品が多いが、憧れの具現かもしれない。(松)

|