第36回日展

 

日本画

 

宇佐美 江中

「耀」

 

 たそがれ刻の五重塔を背に燭光に照らされて三尊仏が浮かび出る。

遠く低く街の灯りが万灯の明かりのようだ。

三尊仏は作者の心の仏性がつくり出すのだが、老境に生を辿り、問う心の世界が浄心を誘う。