第43回日展

山崎  隆夫

「澄 爽」

 

 カタクリの薄紫色の花弁がそよ吹く風に揺られて、高原に春の到来を告げている。樹間を透して柔かな早春の光が溢れている。その光の描写に画家独自の感性がよくうかがえる。爽やかに香り来る早春譜だ。