第40回記念現創展

 

荒木 典子

「喪(そう)」

 

 十字架の刻まれた棺を抱くように立つ人物表現が圧巻だ。胸の肋あばらもあらわに黒々とした人物に添えられた朱赤が鮮烈だ。いささか晦渋ではあるが、それだけ生死を思考する思いの深さが十分にこめられている。(中)