第42回日展

 

石原 進

「流水賦」

 

 故郷飛騨の麓を流れる川瀬を眺めるにつれ、画業一筋に歩んだ人生が去来するのであろう。流れは淀み留まるかに見えながら休むことを知らない。流れに浮かぶ小さな一葉の笹舟に万感の情を重ね合わせた。(中野)