KOBE須磨きらくえん開設記念


さわる。深く。中野大輔展


■4月1日〜5月12日

■KOBE須磨きらくえん ギャラリー展

 

 兵庫県で多岐にわたる在宅福祉サービスを併設した総合高齢者福祉施設を運営する社会福祉法人「きらくえん」が、今春5箇所目となる「KOBE須磨きらくえん」を開設。その一角に交流スペースも併設されたギャラリーで、日本表現派のホープとして期待されている中野大輔の作品展が開催され、癒しの一時を供した。地元住民にも解放され、気軽に文化を楽しめるスペースにしたいという市川禮子理事長のコンセプトは正に現代福祉に求められるものであろう。
 作品は、面会も叶わぬ恩師の病床に、届けばとの思いで5ヶ月間花びらを描き続けたという1.8×3.3メートルに及ぶ紅白梅を描いた「咲きめぐる」、王子動物園で日本最高齢60歳を越えるメス象「諏訪子」の圧倒的な迫力を2頭の象の構図で捉えた1.8×2.8メートルの2点の超大作を中心に、琳派調に銀箔・岩絵具で表現した「駿牛」、花鳥、牡丹、白梅図など10数点が並び充実の展観となった。(松)

 

 

駿 牛 麻紙・岩絵具・銀箔 20P

咲きめぐる  麻紙・岩絵具・銀箔 1820×3300