日本表現派 東京支部展2021

 

稲熊 万栄

「百匁柿」

 

 木にのぼってもいだ柿の実を、下で受けとった大人がひと口かじった渋さに目を白黒させる。腕白小僧がベロ出している。憎めないこんな思い出が思い出される。昭和前半の田舎生活を活写する画家の面目躍如である。(中)